【体験レポート】 古代に思いを馳せた、下寺尾官衙遺跡群まち歩き講座
2018.01.18 Thursday | category:まち歩きプラットフォーム
まち歩き講座の様子
(下寺尾廃寺(七堂伽藍跡)で行われた古代の地盤改良工事について説明)
1月17日午前中、「下寺尾官衙遺跡群をより楽しむための まち歩き講座」(主催:茅ヶ崎市教育委員会)に参加してきました。七堂伽藍跡碑建碑60周年記念事業・文化資料館特別展(1月21日まで)に合わせて開催されたミニ講座の一つ。参加者は、市内外から11名、遠くは埼玉県志木市や横浜市からも。案内役は、発掘調査を担当されている文化財保護担当所属の若手職員。
「下寺尾官衙遺跡群」は、2016年に国の史跡に指定されました。茅ヶ崎市北西部、小出川沿いに位置し、約1300年前の郡役所・寺院等の痕跡を残しています。2017年に保存活用計画が策定されました。
▼JR相模線香川駅前を出発。
▼標高約13mの舌状台地に立地していた郡家(郡役所)、県立茅ケ崎北陵高校の周囲を巡りました。
▼郡家の北側。崖の下を小出川が流れ、その向こうに寒川町の眺めが広がっています。
▼小出川沿いのJR相模線橋脚付近で、川津(船着き場)や祭祀場の遺構が発見されています。
▼生憎の空模様で富士山や大山・丹沢山塊は望めませんでしたが、ゴール地点の下寺尾廃寺では、参加者が足元に転がっていた土器?のかけらを偶然見つけ、多分奈良時代の遺物でしょうとの説明に一同感激する一幕も。
目の前の現代の地形や景観を重ねながら古代に思いを馳せ、イメージを膨らませた1時間少々の楽しいミニまち歩きでした。(mn)
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◆まち歩きイベント情報 国指定史跡下寺尾官衙遺跡群 まち歩き講座 (1月13日、17日)
UDCC遺跡まちづくりプロジェクト
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