地図を見ながらヒヤリング=小出地区コミュニティセンター会議室で
1300年前の下寺尾官衙遺跡群の場所が、どのように移り変わってきたのか…。明治以降、特に県立茅ケ崎北陵高校建設以前(1964年以前)の様子や今日までの歩みを知り将来につなげていくことが、遺跡を保存活用する上で重要だと考えています。
昨年5月に設置された小出地区まちぢから協議会下寺尾遺跡部会の会長・斎藤賢一さん(75歳)にお話を伺いました。下寺尾の専業農家です。
「子どもの頃の記憶だと、官衙遺跡群の役所の辺りは、夏はサツマイモが一面に作られているのですよ。サツマイモと陸稲かな。冬は麦。その繰り返しだったんですよね」と斎藤さん。「見渡す限り畑で、住宅はほとんど無かったですね」。車の往来が激しい北陵高校グラウンド前の通りは、舗装されていない道幅3メートルぐらいの農道だったそうです。
約半世紀前の下寺尾官衙遺跡群の景観が少し頭に浮かんできました。引き続き、地元の方々へのインタビューを続けます。
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小出地区まちぢから協議会会長・矢野福徳さんにインタビュー(2018.06.20)
昨年度の観察会の様子=2017年10月2日(写真提供・景観みどり課)
ゴルフ場を貫通する市道6185号沿いの草地でも観察
藤沢市との市境近くに「生物多様性が高い」と評価されている自然が残っているのをご存知ですか?
藤沢市を流れる引地川水系・小糸川の源流がある茅ヶ崎市赤羽根字十三図です。2016年に特別緑地保全地区に指定されました。ゴルフ場・湘南カントリークラブを貫通する未舗装の市道沿いも特別緑地保全地区に指定されています。もともと自生していた植物が残っていて、いろいろな種類の昆虫や小動物が生息しています。
「赤羽根に残る貴重な自然の観察会」は、湘南カントリークラブの協力を得てゴルフ場の休業日に実施されます(主催:茅ヶ崎市景観みどり課)。案内役は、「湘南のファーブル」こと、景観みどり課みどり担当の岸一弘さんです。ヤマトタマムシやオニヤンマ、カブトムシなどが見られるかもしれません。
ヤマトタマムシ 羽化したオニヤンマ
【日時】2018年7月30日(月)10時〜12時
【集合・解散】茅ヶ崎市役所(送迎あり)または現地
【参加費】無料
【定員】先着20人 。電話で申込。26日(木)まで
【申込・問い合わせ】景観みどり課みどり担当 0467−82−1111
【その他】長袖・長ズボン着用
⇒ UDCC (10/28)
⇒ 特定非営利活動法人 まちづくりスポット茅ヶ崎 (10/22)